2009年5月10日日曜日

憧れ

顔も名前も全く知らない人を羨ましいと思った。
すごいと思った。

夜中の静かな住宅街の帰り道は考えていることを残酷な方向へともっていく。
残酷な現実をより堅固に作り上げていく。

憧れなのか、悔しさなのか。
どうしようもないことなど百も承知である。

百の前向きな発言をしても、
一言の事実が僕を後退させる。

そもそも前を向けとか、きっといい人が……、誰かがきっと……
前ってどこ?目のついてるほうを見れば良いの?
きっといい人がって誰?
誰かがきっとって、誰でも良いわけじゃないんですよ。

どんなに凹んでも勉学だけは自分の能力に絶望しても、
僕を裏切ることは絶対にしない。
だから、また頑張ろうと思う。

2 件のコメント:

  1. 100の前向きは発言も一言の事実が後退させる。
    刺さります。刺さります。
    前向きはもろい、後ろ向きは、何故だろう優しくそして暖かい。
    前を向かずとも、ただがむしゃらに目の前の何かに向っていたら、気づいたら進んでいた、それが学問が持つ魅力でもあるのかもしれないと思う。。

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  2. 希望より絶望のほうが創造的らしいが、その通りかもしれない。
    今まで前向きって言葉に見事に踊らされてたな。

    意外と孤独が見えてくると楽しいのかも。
    (ちょっと言葉違うかもしれないけど……)
    福永武彦が『愛の試み』で「愛」と「孤独」を一緒に語っているのも納得した。

    やっぱり、「事実」や「出来事」ってやつらの認識が大事なんだろうな……

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